お葬式やご法事のやり方は国内でも様々な違いがあり、同じ長野県内でも地域ごとに全くやり方が異なります。
今日はその中でも、南信地域のお葬式の違いについてお伝えいたします。
南信地域と一口に言っても、飯田市を中心とする下伊那地域と伊那市を中心とする上伊那地域ではお葬式には大きな違いがあります。一番の違いは、お葬式での葬儀と告別式のやり方です。下伊那地域では葬儀と告別式は別々にするのが一般的で、まず告別式でご家族や友人知人の皆様が故人とお別れをした後に、僧侶や神主などによって宗教的な葬儀が執り行われます。逆に上伊那地域では葬儀と告別式を分けずに、葬儀告別式として一つの式として行います。受付は葬儀開始時刻の一時間以上前から始まり、告別式と葬儀が続けて行われます。
また新聞などのお悔やみ欄への掲載にも違いがあります。一般的には下伊那地域は告別式の時間が、上伊那地域は葬儀の時間が掲載されます。上伊那地域では葬儀の時間に行っても一般で言う告別式が終了している場合が多いため、記載時間の一時間以上前には会場に着くことをおすすめします。
転勤や結婚などで別の地域から移り住んだ際に、知っておくといいかもしれませんね。