2021年1月24日
今回は「お仏壇」についてお伝えします。
昔からお仏壇は、祭壇と言うより「仏様が住む家」と考えられてきました。「元気だった頃と同じように、亡くなった方が心安く過ごせますように。」という願いが、お仏壇という形を作り上げていったのです。
欄間(らんま)、障子(しょうじ)、化粧柱など、お仏壇の細部には家屋と似た名称が見られます。
お仏壇が一般家庭に普及し始めたのは、江戸時代と言われています。その家の心の拠り所として、家の中で最も大事な場所に置かれるようになりました。
置き場所としては、部屋の北側に置くのが最も尊い方角とされています。拝む人が北を向くように、お仏壇は南向きに安置されるのが良いでしょう。お仏壇を安置する場所としては、いつも家族と一緒の場所、静かにおつとめすることが出来る場所が良いでしょう。
最近の住宅は洋間が多くなっていますので、和室に置かれるケースが増えています。また小型の仏壇を居間に置くお宅も多く見られています。