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お墓の豆知識

お墓のお引っ越しと、墓じまいについて

2021年1月24日

「お墓のお引越し」と「墓じまい」についてお伝えします。

「墓地や霊園が遠方で、なかなかお墓参りする時間が取れないし、旅費・交通費も負担である」「先祖代々のお墓はあるが、それを継承し供養する人がいない」「田舎に戻ることもなく、お寺との関係も希薄になっている」……。
お墓に関してこんなお悩みはありませんか?
このような問題を解決するのが「お墓のお引越し」と「墓じまい」です。

「お墓のお引越し」は、お墓や納骨堂に納めた遺骨を、他のお墓や納骨堂へ移すことです。正式には「改葬(かいそう)」といい、公的な手続きが必要となります。「墓じまい」とはお墓を更地に戻し、お寺や墓地の管理者に敷地を返すことです。その後、「合葬」「樹木葬」「散骨」などに改葬する場合も多くあります。勝手にお墓に納められている遺骨を別の場所に移したり廃棄したりすることは、法律で禁止されていますので、行政手続きに法って遺骨を移す必要があります。

この「墓じまい」をした方の中には、樹木葬霊園や永代供養墓などに遺骨を移される方も多いほか、ご遺族がご自宅に移してご供養される場合もあります。少子高齢化や核家族化などによって、お墓の在り方が時代とともに変化しつつあります。お墓のお引越しも墓じまいも、供養する方がいなかったり、あとに残されたご遺族の負担をなくす方法として、今後ますます需要が増えて行くかもしれません。今回はお墓のお引越しと墓じまいについて特集しました。